バランワンダーワールドの全実績解除を諦めた
はじめに
KOTY2021大賞ことバランワンダーワールドの全実績解除を狙っていたが、心が折れたので金スタチュー制覇まででやめることにした。プレイ時間は29時間。
この記事ではやめることにした理由と言い訳を書かせていだたく。
なおバランは、ストーリー・アクション・謎解き、全てに一切説明がない意味不明なクソゲーである、ということを知っている前提で書く。 詳しくは前記事で。
撃破パターンのつまらなさ
私は攻略を見ず全実績解除をすると決めていたが、結果は惨敗だった。その最初の原因が9面ボスの3つ目の撃破パターン。
そもそも撃破パターンの仕様が意味不明すぎる。要は開発者の意図した通りにボスを倒せというものだが、ゲームの自由度を著しく狭め、ボス戦をありえないほどつまらなくしている。
この仕様は通常プレイでも邪魔だが、金スタチューコンプでは特に猛威を振るう。ボスの苛烈な攻撃を必死に回避しながら攻略法を探し、やっとのことで繰り出した反撃が空を切る瞬間は、極めて虚無で苦痛だった。
ちなみにその攻略法は、敵がほんの一瞬だけ見せる弱点を出待ちして即叩くという、実につまらないものだった。
スタチュー探しのつまらなさ
それでも頑張っていた私にとどめを刺したのが、6-2のスタチュー6だった。ステージを隅から隅まで何周も歩き回り、隠しボスっぽいのも倒してみたが、何も起こらない。ヒントも手がかりもゼロで絶望し、攻略に再び頼ることになった。
書かれていた入手方法は、なんと「背景のお城に向かって特定のコスチュームで飛んでいく」ということだった。一応とても分かりづらいヒントはあるが、私を絶望させるにはあまりにもくだらなすぎるものだった。
底の浅さと攻略サイト
バランワンダーワールドでは、基本的にどのスタチューも見つけづらい場所ばかりに隠されている。しかし高度なテクニックが要求されるわけでもなく、ただ単に意地悪く取り方が分かりづらい場所に隠してあるだけだ。
バランチャレンジのせいで時間だけは無駄にかかるが、奥深さなどは微塵もなく、ただつまらなくて量がやたらあるだけの収集要素であった。
そんな底の浅い収集要素に攻略サイトを用いると、一瞬で終わるという当然の結果になる。攻略開放後はそれまでの苦労が嘘のようにあっという間に残りのスタチューが集まっていき、金スタチュー228個の回収はあっけなく終わってしまった。
私の苦労は一体何だったのか。
ティムの衝撃
スタチューに心を折られた後、次はティムを調べてみることにした。ティムはまるで役に立たないタダ飯食らいだが、マスコットのように振舞っている。この意味不明な存在についてずっと気になっていたのだ。
攻略にはまず、ティムの育成には素晴らしいご褒美があることが書かれていた。ご褒美の内容は特別な衣装で、バランのコスプレができ、しかも驚異の10段ジャンプが出来るらしい。
10段ジャンプなんてできれば、ほぼ全てのギミックを飛び越せてしまう。ステージはハリボテと化してしまい、ゲームバランスは完全に無になる。とはいえ、隠し要素としてはまあくだらないがありかもしれない。
しかし入手条件がとんでもなかった。その条件とは、
まずティム2匹に赤青桃色のドロップを30個ずつ食わせる。
次にそいつらを投げつけて繁殖させると王冠ティムが10~20%で産まれる。
最後にそれを黄色ドロップで染色した後、マザーティム像に捧げる。
こうするとやっとバラン衣装が貰えるというものだ。
もう脱力するしかない。開発陣は、異常な説明不足と高難易度と理不尽でプレイヤーを散々に痛めつけるだけでは飽き足らず、 とどめに運ゲーをひり出してきたのだ。
私のプライドは破壊され、全実績解除のモチベーションはここに完膚なきまで崩れ去った。
まとめ
しょうもなさすぎるコンプムービーと、開発者の一人が降板させられたり逮捕されたりしたエピソードを含めて、これほどまでに下劣なクソゲーは中々ない。
通常プレイでも十分に苦痛だが、全実績解除を狙うとクソさが桁違いに跳ね上がる。クソゲーをやりたくて仕方ない人は、絶対やるべきゲームと言える。
私はアンインストールした。
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| コンプリートのご褒美ムービー(4倍速) |

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