今まで食べた不味いもの

 

０. 概要

　今まで食べた不味いものを列挙していく。あくまで食べ物と飲み物だけであり、毒や薬は書かない。それと、私は食物アレルギー持ちなので、全てアレルゲンが無いものにしている。 

　画像は撮ってないが寂しいので最初にいらすとやの画像でも貼っておくことにする。なお名前は全て正式名称ではない。また数年前の話もあるので今は味が変わってるかもしれない。残念ながら試す気は起きなかった。

 １. 激安ワイン　

　700mlでアルコール度数11%、400円ぐらいだった。もしかしたら料理用のもので飲むためのものではなかったかもしれない。

　味は、強烈な酸味とアルコール臭に申し訳程度の香料と甘みがついてきて、とにかく不味くて強烈だった。

　酒を飲んでいるというよりは、変な水で薄められたエタノールを飲んでいる体験に近かったかもしれない。

　パッケージはチープながらまあ悪くない感じで期待していたが、裏切られた。流石に落第点だろと思わずにはいられなかった。

　とはいえ値段相応でもあり、質の悪いワインの不味さと、値段が低いものはクオリティも低いという真理を学び直すいい機会となった。社会勉強代としては悪くなかったかもしれない。

２. ソーダグミ

　ラムネ瓶？の形をしたグミ。数年前にコンビニで見かけたもの。値段は覚えていない。

　近年はグミブームであり、色々な企業が様々なグミを発売している。ソーダグミは多様なグミが生まれては消えていくなかで爆誕してしまった失敗作の一つ。

　味は見た目通りソーダ味で、最初の３個ぐらいは実は問題なく美味しかった。ボリュームはグミとしては多めであり、しっかり食べ応えがありそうだと初めは思っていた。

　しかし問題は複数個食べてから。まずソーダグミには飽きやすいという致命的な弱点があった。人工甘味料由来の甘さには複雑さがなく、精製された砂糖のような、非常な飽きやすさを抱えていたのだ。

　さらに油っぽいクドさが襲ってくる。変な脂か香料か何かが入ってるのか、食べれば食べるほど不健康なクドさに頭を悩ませる。多めのボリュームも最悪な方向にはたらき、強烈な苦痛をもたらす怪作となってしまっていた。

　恐らくソーダグミの失敗は、無理に量を増やした所にあると思う。味の飽きやすさとクドさの原因は量を増やしたせいで予算を回せなかったことにあり、マズさは予算配分の失敗の結果であったのかもしれない。憶測でしかないが。

３. バナナグミ

　これもコンビニで買ったグミだが、上のソーダグミと比べるとさらに劣る。なぜならバナナっぽさを出す為か質の悪い脂が大量に使われており、１個目から早くも食べるのがきつくなってしまっていたからだ。

　論外レベルの不味さだったので脳が味を覚えることを拒否してしまい、書けることも特にないのだが、コンビニからすぐに消えたということだけは覚えてる。

４. 安焼きそば

　フライパンで炒めて作るタイプの生焼きそばだった。確かトップバリュブランドだった気がするが、だいぶ前に食べたため覚えてない。

　焼きそばなら適当に作っても旨くなりそうなものだが、何を間違えたのか、麺が硬いうえにぼそぼそしており、さらにソースも酷くミスマッチで、びっくりするほどおいしくなかった。

　定番ブランドのものと比べると値段の差はわずか８０円程度だったが、たった８０円のために大事な何かを捨ててしまっている哀しき焼きそばなのであった。

５. ポテチ(のりしお)

　こちらは確実にトップバリュのもの。

　ポテトチップスはジャンクフードの定番中の定番であり、旨く作る方法もとうの昔に研究し尽くされていそうなものである。

　しかし実際は、チップがパサパサしていて味付けも薄く、これが何故か微妙に旨くなかった。 トップバリュブランド、恐るべし。

　とはいえ流石ポテチで、この記事で挙げたものの中では断然旨い方であり、先入観なしなら普通に食べられると思う。

　しかし定番ブランドのポテチと比べてみると、はっきり劣っていることが分かる、ある意味印象に残る不思議な不味さであった。

６. 飲む黒酢

　バケモン。近所のケチなコンビニで珍しく行われてたセールで、半額で投げ売りされていたので手に取ってみた。そして早速ウキウキで紙パックにストローを刺して飲んでみたら、胃液が逆流したような味がして、自分の頭が狂ったのかと思った。

　飲む黒酢ということで飲みやすく調整された黒酢だと飲む前は思っていたが、全くそんなことはなく、黒酢そのままという狂気の液体だったのだ。

　レモンや梅干し等のおいしさのある酸っぱさとは違い、旨味等は全く感じられずひたすら酸っぱく不快なだけのものであり、上に書いたものたちとは格の違う不味さを誇っていた。本当に飲んでいいのか疑いたくなるほどだった。量が少なかったため完飲したが、もう少し多かったら即捨ててたと思う。

　ただもっと怖いのはこれを健康のために飲んでいる人たちがいるという事実である。一時期ＣＭで何度も黒酢を見たので間違いない。あんな酸っぱいものを何度も飲んだら精神がやられて不健康の極みになっていそうだ。

　さらに、味以前に本当に体に良いのかが極めて疑わしい。あれだけ強烈な酸は歯や食道に何らかの悪影響をもたらしそうなものである。健康食品界隈の狂気の発現みならず、健康とは何なのかという哲学的な問いまで踏み入れる不味さだった。

感想

　記事が長くなりすぎたので省略するが、他では旧ブログにちょっと書いたセブンのトマトドレッシングや、海外で５００ｍｌ３５円で買った人工甘味料ジュースや、近所のスーパーで投げ売りされていたライスミルク等も凄かった。

　私は食物アレルギー持ちなせいで食べられるものがかなり限られている。そのため、食べられるものは変なものでもとりあえず片っ端から試すようにしてるが、当然ハズレに当たりまくっている。

　マズいものにもめげずに、食べられるもの、美味いものの開拓をこれからも頑張っていこうと思う。

　しかし飲む黒酢だけは別格にマズかった。あれだけは一生忘れないトラウマになってしまった。やっぱり開拓はやめておこうかな……。